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1番 霊山寺(りょうぜんじ)
徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
順打ち遍路の出発点。聖武天皇の勅願により、行基菩薩が開創されたと伝えられている。
弘仁6年、弘法大師が四国を巡教された際、心身の救済ができる霊場を開き、37日間の修法をされた。その際、大師は仏法を説く一老師をたくさんの僧侶が取り囲み、熱心に耳を傾けている姿を見かけ、 その光景が天竺(インド)の霊鷲山で釈迦が説法をしていた情景と似ていると感じとり、インドの霊山を和国(日本)に移す意味で「竺和山・霊山寺」と名づけたといわれている。
2番 極楽寺(ごくらくじ)
徳島県鳴門市大麻町檜字段の上12
弘法大師はこの寺で修行したときに現れた阿弥陀如来を、像に刻んだと言われ、その阿弥陀像の放つ光が鳴門の沖まで達したことから、「日照山」という山号になったという。 手水場そばの長命杉は、弘法大師が植えたといわれており、鳴門市の天然記念物に指定されている。
3番 金泉寺(こんせんじ)
徳島県板野郡板野町大寺字亀山下66
聖武天皇の勅願により行基菩薩が寺塔を建立し、「金光明寺」と命名された。 弘法大師が境内に黄金の霊水が湧く泉を発見されてから、「長寿をもたらす黄金の井戸」とされ、「金泉寺」となった。
4番 大日寺(だいにちじ)
徳島県板野郡板野町黒谷字居内5
弘仁6年、この地で修行していた弘法大師は、大日如来を感得された。 その姿を像に彫り、本尊として安置し、寺号を本尊に因んで「大日寺」と命名したと伝えられる。 本堂から大師堂を結ぶ回廊に、西国三十三カ所の本尊をあらわす木造の観音像が並んでいる。
5番 地蔵寺(じぞうじ)
徳島県板野郡板野町羅漢字林東5
弘仁12年、嵯峨天皇の勅願により、弘法大師が開創された。大師は、自ら勝軍地蔵菩薩を彫り、これを本尊に安置したと伝えられている。
6番 安楽寺(あんらくじ)
徳島県板野郡上板町引野字寺ノ西北8
弘仁6年、弘法大師によって開基されたと伝えられている。天正年間に兵火にあい、現在の地に再建された。 境内にある、弘法大師お手植えの「さか松」は弘法大師の身代わりとなって矢を受けた松を、逆さにして植えたことに由来するといわれている。
7番 十楽寺(じゅうらくじ)
徳島県阿波市土成町高尾字法教田58
弘法大師は生、死、老、病など人間として避けることのできない苦難に、極楽浄土の10の楽しみが得られるようにと「光明山十楽寺」の寺名を授けたといわれる。 昔から盲目の治療に霊験あらたかで、信仰者の中に開眼した例も数多く伝えられている。
8番 熊谷寺(くまだにじ)
徳島県阿波市土成町土成字前田185
四国霊場最大級の仁王門を構える。 大師堂に安置されている弘法大師坐像は、県指定の文化財である。
9番 法輪寺(ほうりんじ)
徳島県阿波市土成町土成字田中198-2
田園の中にあり、「田中の法輪さん」と親しまれているお寺。 四国霊場では唯一の木像の釈迦如来は、涅槃像として珍重なものとされている。
10番 切幡寺(きりはたじ)
徳島県阿波市市場町切幡字観音129
山門から333段の階段と坂を登り、切幡山の中腹に境内がある。 大塔からの眺望は素晴らしく、吉野川や四国山脈の山々が連なる。境内には右手に鋏、左手に布を持つ、観音さんに化身した銅像がある。
11番 藤井寺(ふじいでら)
徳島県吉野川市鴨島町飯尾1525
本堂には、国の重要文化財である薬師如来像(秘仏)が祀られている。 弘法大師が、薬師如来を本尊として刻み、五色の藤を植えたことが寺の始まりといわれている。
12番 焼山寺(しょうさんじ)
徳島県名西郡神山町下分字中318
四国霊場には「遍路ころがし」といわれた札所がいくつかあるが、焼山寺もその一つであり、難所を辿る「修行の霊場」といわれている。 山中にある、樹齢約300年、樹周5mを超える杉巨木は徳島県天然記念物に指定されている。
※遍路ころがしとは… 山岳寺院札所への厳しい登りの遍路道を、遍路をころげ落とすような道の意味でこのように呼ぶ。阿波の3箇所は特に「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と言われる。(Wikipedia引用)
13番 大日寺(だいにちじ)
徳島県徳島市一宮町西丁263
弘法大師が、護摩修行中に現れた大日如来像を彫造して本尊とし、堂宇を建立し安置したのが寺の縁起とされている。 山門を入って正面にある、観音像は「しあわせ観音」と言われ親しまれている。
14番 常楽寺(じょうらくじ)
徳島県徳島市国府町延命606
弥勒菩薩を本尊としているのは、四国霊場で常楽寺だけである。 境内は自然の岩盤の上にあり、岩床は本堂まで続き「流水岩の庭」と呼ばれている。
15番 國分寺(こくぶんじ)
徳島県徳島市国府町矢野718-1
四国霊場、四県に国分寺があり、阿波の國分寺は最初の札所である。 「阿波の青石」の巨岩が組み合わされている作庭は、桃山時代を代表する古庭として、国の名勝に指定されている。
16番 観音寺(かんおんじ)
徳島県徳島市国府町観音寺49-2
天平13年(741)に行基により、聖武天皇の勅願寺として建立された。
本堂に、炎に包まれた女性の絵が掲げられており、明治時代、この寺で休憩中に大火傷を負った女性が奉納したといわれている。
17番 井戸寺(いどじ)
徳島県徳島市国府町井戸北屋敷80-1
もとは「妙照寺」と号したが、弘法大師がこの地を訪れた際、水不足に悩む村を哀れみ、自ら井戸を掘ったところ、水が湧きだし寺名を「井戸寺」に改めたという。
18番 恩山寺(おんざんじ)
徳島県小松島市田野町字恩山寺谷40
弘法大師が植えたといわれる、毘欄樹(びらんじゅ)は県の天然記念物にもなっている。
19番 立江寺(たつえじ)
徳島県小松島市立江町若松13
聖武天皇の勅願で行基菩薩によって創建された。勅命により、光明皇后の安産を祈願して行基が彫ったといわれる「延命地蔵菩薩」を本尊にし、堂塔を建立したと伝えられている。今も安産祈願の寺として親しまれている。
20番 鶴林寺(かくりんじ)
徳島県勝浦郡勝浦町生名鷲ヶ尾14
標高550m、樹齢800年を超える老杉がみられる樹木の中にある。 弘法大師がこの山を訪れたとき、2羽の白鶴が黄金のお地蔵さんを守護していた。弘法大師は地蔵菩薩像を彫造し、その中に黄金の地蔵を納めて本尊としたことで、寺名が「鶴林寺」になったといわれる。
21番 太龍寺(たいりゅうじ)
徳島県阿南市加茂町龍山2
桓武天皇の勅願により、延暦12年に堂塔が建立された。弘法大師が本尊の「虚空蔵菩薩像」(こくうぞうぼさつ)をはじめ諸尊を造像して安置し、開創したといわれる。 阿波の難所の1つであったが、平成4年にロープウェイが開通し、10分ほどで山頂に着く。
22番 平等寺(びょうどうじ)
徳島県阿南市新野町秋山177
修行中の弘法大師の前に、空中に5色の霊雲がたなびき、金色の梵字が現れた。 大師が歓喜し加持すると薬師如来の像が現れ、大師が杖で井戸を掘ったところ白い水が湧き溢れた。 その霊水で身を清め、100日間の修行の後、薬師如来を刻んで本尊として安置し、寺名を「平等寺」と定めたといわれている。
23番 薬王寺(やくおうじ)
徳島県海部郡美波町奥河内寺前285-1
阿波最後の霊場。
本尊の「厄除薬師如来」は、弘法大師が厄除け祈願の為に刻んで納めたといわれている。 厄坂では厄を迎える人が階段1段ごとにお賽銭をあげながらお参りすると、身に降りかかる厄難が落ちるといわれている。
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