20254.11(金)
~
5.18(日)※会期中無休
高知県立美術館 県民ギャラリー
9:30-16:30 (最終入場16:00)展覧会について日本の切り絵
7人のミューズ
切り絵は、紙という素材の特性を最大限に活かしながらハサミやナイフでカットすることで、作者の思いを描き出します。そこで生まれる独特の陰影やラインの美しさは、まさに魔法ともいえる表現方法です。世界中で独自の文化が築かれ、日本も古くから切り絵の文化を発展させてきました。四国初開催となる本展では、日本を代表する7人の女性切り絵作家が、それぞれ独自の手法と感性で思いを切り取った約100点の作品を展示します。
その七人七色のこだわりは一括りに切り絵とは言えないほどバラエティに富んでいます。繊細で華麗な現代の切り絵を通して、紙が生み出す無限の可能性をご体感ください。
NEWSお知らせ
- 2025.03.05
- 切り絵作家蒼山日菜氏によるライブパフォーマンス開催決定!
4月20日(日)13:30~ - 2025.03.05
- 蒼山日菜氏によるギャラリートーク開催決定!
4月19日(土)14:30~ / 4月20日(日)10:30~ - 2025.03.05
- 蒼山日菜氏によるサイン会開催決定!
4月19日(土)15:30~ / 4月20日(日)11:30~
作家紹介7人の切り絵作家
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[ウィンターフェアリ](部分)2015年
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蒼山日菜あおやまひな
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神奈川県出身。 2000年に趣味として切り絵を始める。 初めての個展で自分の作品に感動してくれた方を見てプロ転向を決意。 2008年6月、スイスのシャルメ美術館でペーパーアートの国際コンクールでアジア人として初めてグランプリに輝く。2010年には、米国の雑誌ニューズウィークで世界が尊敬する日本人100人に選出。2020年東京オリンピックスポンサー公式アーティストとして活躍。現在は、新たな作品作りに挑戦を続け、切り絵教室を開催し普及に努めている。
SNS ▷ https://www.instagram.com/hinaaoyama/
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[Robin](部分)2017年
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SouMaそうま
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島根県出身。2014年に松江市観光大使に就任。全国各地で積極的に個展を開催。美術やデザイン関係の学校で学んだ経験もなく制作は独学。下絵や設計図を描かず制作する作品は貼り合わせているのではなく、繋がった一枚の紙からできている。火や水を使った創作や紙の層をはがす「剥がし切り」等、他にはない独特の手法が魅力で人気を集めている。現在はアートディレクション、広告キービジュアル制作等の分野でも活躍。
SNS ▷ https://www.instagram.com/souma.kirie/?hl=ja
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[無題](部分)2019年
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筑紫 ゆうなちくしゆうな
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沖縄県生まれ東京育ち。 ニューヨーク・スクール・オブ・ビジュアルアーツグラフィックデザイン科卒業。在学中より作品制作を続ける。高校生の頃、自由に紙を切って、カセットレーベル制作したことが切り絵をするきっかけになる。「小さな靴やシャツや色彩をパーツごとに作る作業はぴったりくる言葉を目指すのに似ている。それらを組み合わせてそこに表したいのはあの感じ、あの時間、あの空気、あの人。黙々と紙を切りながら、絵を描きながら私はそこに向かっている。」
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[LIFE-SIZED『gram(グラム)』]
(部分)2013年 -
福井利佐ふくいりさ
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静岡県出身。多摩美術大学デザイン学部グラフィックデザイン学科卒業。中島美嘉のCDジャケットアートワーク、Reebokとのコラボレーションスニーカー、「手塚治虫×福井利佐 byUNIQULO」でのTシャツデザインなど多方面で活躍中。観る者を圧倒させるような生命力のある絵で独創的な切り絵作品を生み出し続けている。
公式サイト▷ http://risafukui.jp
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[海蛸子](部分)2018年
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切り剣Masayoきりけんまさよ
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千葉県出身。高校生の時に切り絵と出会う。以来30年間独学で切り絵の制作を続けている。「細く、さらに細かく」という独自の切り絵スタイルを確立し、試行錯誤しながら現在に至る。1999年から現在まで精力的に個展を開催。「たった一枚の白い紙だけを使った白と黒の世界。デザインナイフで切り抜くことのみでどこまで表現ができるか」ということにこだわり、探究を続けている。
公式サイト▷ https://kiriken.thebecos.com
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[メイさんの日](部分)2020年
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松原真紀まつばらまき
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福岡県出身。 2008年に八女市福島地区の町屋活動で切り絵と出会う。白壁通りの町屋で地元特産の手すき和紙を使用して、本格的に切り絵に取り組む。同時にアトリエ兼ギャラリー「くろくも舎」を設立。「動物」や「昆虫」、「花」や「人物」など「自然」の命あるものをモチーフにして、創作活動を続けている。街灯などの立体作品もあり、小さい時から夢でもある「人を感動させられる大人になる」という目標に向け、努力を積み重ねている。
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[ギュー、して。(『母子像』より)]
(部分)2021年 -
柳沢京子やなぎさわきょうこ
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長野県出身。信州大学教育学部美術学科卒業。独自の切り絵創作で日本はもとより、ドイツ各地、ニューヨークなどで個展を開催。長野県を本来の美しい風土にしたい、と情熱を燃やし続けている。長野県のグランドデザインを描き興す活動は、切り絵の創作にも通じる深さがある。この手法を自分の分野として、切り絵活動も50年を超えたが、「私はまだ名人になれていない。」
公式サイト▷ http://www.kyoko-kirie.jp/
展覧会概要
- 会場
- 高知県立美術館 県民ギャラリー
- 会期
- 2025年4月11日(金)~5月18日(日)
9:30~16:30(最終入場16:00)※会期中無休 - 入場料(税込)
- 一般1,200円(前売り1,000円)、高校生以下600円(前売り500円)
※未就学児無料 - 前売り券販売所
- 高知県立美術館ミュージアムショップ、こうち生活協同組合(コープよしだ・コープかもべ)、サニーマート(一部店舗除く)、フジグラン(高知・葛島・野市)、県庁生協売店、イープラス
- 主催
- 高知新聞社、RKC高知放送
- 後援
- 高知県、高知市、高知県教育委員会、高知市教育委員会、
高知県市町村教育委員会連合会、高知県老人クラブ連合会(順不同) - 企画協力
- ヤマト運輸株式会社
- 協力
- 富士川・切り絵の森美術館